英語教師宅ホームステイ(ティーチャーズホームステイ) 体験談 セビリア / スペイン / A.Hさん(女性)

http://www.alc-gp.jp/gogakuryugaku/teachers/taikendan/spa_Sevilla_AH.html

体験談の紹介

滞在都市:スペイン セビリア
A.Hさん(女性)

☆語学だけが留学じゃない!☆

私のスペイン短期留学の目的は、語学そのものの勉強、そして趣味でトールペインティングを学んでいたので、“スペイン的トールペイント”を探すことにありました。スペイン語とトールペイントが自分の中で結びついたことは今考えると不思議ですが、いつかトールペイントで“スペインを感じるデザインを描いてみたい”という思いがありました。絵を専門に勉強してきたわけではないので自分でもすごい思い付きだな…と感じますが、この決意によってすばらしい体験ができたと思います。

☆ナマの生活に触れたい!☆

ティーチャーズホームステイのプログラムを選んだのは、語学以外の目的も同時に経験できるようなホームステイ先を探していただけるという点があったからです。私の場合、語学以外にペインティングも勉強されている家庭を希望しました。また、滞在先をセビリアにしたのも“陶器”が有名と聞いていたので、そこに描かれるデザインに触れてみたかったからでした。

☆不安を解消してくれたのはユーモア溢れる先生とその家族☆

単独のスペイン滞在はとても緊張しますし、不安もたくさんありましたが、そんな私を迎えてくれたのは、ピカソに似ている(?)先生のルイスでした。語学を教えることが大好きな先生でスペイン語以外に英語とフランス語の先生でもありました。また、大のサッカーファンであり、サッカーの試合がある日はテレビに釘付けで大声を上げて騒いでいたのがとても印象的でした。こんな面を持つ先生に私はスペイン語を教わりました。教材は個人のレベルで先生が選んでくれます。私の場合は文法の解説、使用事例、様々な題材を扱ったストーリーなど盛りだくさんの内容が1冊にまとめられている教科書で勉強しました。授業中は疑問があるとその場で聞くようにしました。先生は私が納得いくまで丁寧に説明してくれました。質問することに全く緊張感なく、自然体で勉強できたのは先生の人柄によるものだったと強く感じています。いつの間にか不安はなくなっていました。授業以外でも、食事時やテレビを見ているときなど常に学習したことを復習できるように色々と質問してくれました。
ルイス先生には奥様のロサ、娘のイサベル、カルメン、マリパス、息子のルイスとご家族がいらっしゃいました。皆それぞれ仕事を持ち独立していました。イサベルは両親と一緒に住んでいて、カルメンはたまたま休暇でオロット(カタルーニャ地方)から帰省していました。昼のセビリア、夜のセビリアを一緒に散歩し、セラミカのデザインを見たいという私の要望に対し、セラミカをいたるところに使用したセビリアの町並みを紹介してくれました。奥様のロサは油絵を勉強している方でした。家のいたるところに描いた絵が飾られ、自分の“大好きな絵” を嬉しそうに紹介してくれました。静かに絵を描くロサの後姿を今もずっと覚えています。ロサの絵のイメージが何か自分の描きたいもののヒントになればと感じています。
セビリアのセラミカのデザイン、ロサの画風、そしてセビリアの家族と一緒にすごした時間を自分の“描き”の中に表現できたら…と考えています。 最後に、このような素晴らしい体験を与えて下さり、本当にありがとうございました。 これからも勉強をずっと続けていきたいと思います。